オイラ ノ ノウミソ

【詩詠み日記】岩手から、釜石からの季節を詠めるか?

時々、ふと思い立ったとき、気になることがあったとき、なんとなく詩を書いてみたり、短歌を詠んでみたりすることがある。
それこそ毎日続ければ、それなりに腕も上がるのだろうけれど、ルーティーンになることもなく、それでも続いていることのひとつになっている。

思いついたことや気になったことをどこに書いているかというと、もちろんペンを手に取りノートに書くこともあるが、最近はだいたいスマホのメモアプリを使って手当たり次第に入力をしている。
手書きのノートもスマホアプリもそうだが、これ、書きっぱなしで振り返りをしていない。
保存したままというのもどうかと思うぞ。
と思い立ち、ブログのネタにすることにした。

これを機会に、と、おいらが何をもとにして詩や短歌を書くことが多いのか、ちょっと振り返ってみた。
社会的な話題に対する感情が書かれていることもたまにあるが、だいたいは自然の風景や季節のうつろいを書いていることが多いことに気がついた。
こういうことはだいたい、自分が住んでいる岩手県、釜石市での暮らしの中で見つけること、聞こえる音、香る匂い、そういったもの、ことがメインとなっている。
もしかすると、詩や短歌を通して今の東北は三陸海岸からの風景を発信できる?かもしれない?と、思い始めた。

それと、二十四節気七十二候をもとにしても楽しいだろうな。。
温暖化によって暑い暑い夏をどこでも過ごさなくてはならなくなった日本ではあるけれど、冬になれば雪が降るし、桜が咲く時期は関東地方よりずっと遅く、梅と桃がほぼ同時期に咲く北国に住んでいるんだ。

そうそう、今日は久しぶりに晴れて、夏らしい青空が広がっている。
北東北はまだ梅雨明けしていない。
いつもだいたい北東北は「梅雨明けしたらしい」宣言がなされるので、多分今年もそんな感じだろうとは思っているが・・・。
久しぶりに気温が上がり、夏らしい1日になるのかな、そう思っていたが、窓の外を見ると、目の前に見える釜石湾の向こうの尾崎半島に幻想的な霧がかかってきていた。

「やませ」だ。

この「やませ」のお陰で三陸の夏は涼しいことがある。
今日も過ごしやすい1日になるのかな・・・

それはそれで、嬉しいことだ。

これは先日に撮った「やませ」。尾崎半島に雲のような厚い霧が覆いかぶさる。
右側に少し小さく釜石大観音が写っている。
三陸の
強い陽射しの夏空に
ひろがる冷や風
やませがきたる

ひんやりとした風が部屋の中を通り抜けていく・・・
それでも真夏の暑さはこれからが本番。
この、効きすぎたクーラーのように冷たい風がいつまでも吹くわけではないから、ありがたく今を楽しもうと思う。

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