バラの実生
昨冬の直前、
寒くなる前に暖かい日があり、そのときにバラから一斉に葉が出始めた。
一度紅葉して落ちているのに「これはまずい・・・」と思ったら予感的中。
(その冬に水やりが少なかった、ということもあると思うが)
今春に葉芽がふきだすことはなかった。
残念な気持ちでがっかりしていた。
自分の管理不足を嘆いた。
でも、今後はそうはさせない、とも強く思った。
トマトの自燃生えを試してみたり、
ど根性なほどに丈夫な北国の冬を越してきている多肉やサボテンたちに励まされたり、
そうやって小さいベランダー生活をそれとなく過ごしていた。
ただそれでもバラ(セプタードアイルとマチルダ)の鉢を片付けることができなかった。
そうしてたら、何やら芽が出てきた。
1週間ほどすると、みるみる大きくなりその姿があらわとなった。
「バラだ!!!」
なんと、仮設住宅時代になったセプタードアイルの実を当時なんの気もなしに埋めておいた、その実が芽を出した!
その芽を見なかったら、当時、セプタードアイルの実を埋めたことなんてすっかり忘れていた。
名残惜しくそのままにしていたバラの鉢から・・・
名残惜しくそのままにしておいてよかった・・・
もう、絶対に枯らさない!と誓った。
※この芽はセプタードアイルになった実から出た芽ですが、必ずしもセプタードアイルと同じ花を咲かせるわけではありません。交配種は、その種を保存するために、野薔薇などの原種に接ぎ木をして増やしているためです。種からの実生の苗が咲かせる花は、それまでの交配で得てきた様々な遺伝子が現れ、また、その原種により近い姿を表わすとも言われています。また、受粉が自己受粉なのか、近くにあったマチルダとの交配となる受粉なのか、はたまた違うところからもたらされた受粉なのかでも大きく変わります。なので、とっても楽しみなんです!!!わーい!!!